2024年03月08日

豊里友行写真集『東京ベクトル』(2008年刊、沖縄書房)のP54-55より

豊里友行写真集『東京ベクトル』(2008年刊、沖縄書房)のP54-55より
(1998年、新宿あたり)
豊里友行写真集『東京ベクトル』(2008年刊、沖縄書房)のP54-55より

日本写真芸術専門学校のゼミで「東京人」という課題があった。
もうゼミで既にタッピラかされていたので山学校の撮影に明け暮れて課題を撮りまくった。
もちろん都写美の4階の図書室で高梨豊の東京人に驚愕したのもその時期だった。

帰郷してから高梨豊の『光のフィールドノート』を購入するが、写真集は刊行時に購入する眼がないと部数が少ない分、すぐに値上がりするので手に入らない書が多い。
図録をルーペで観て楽しむオタクな私には、関係ありませんが、やはり図録では味わえない写真集鑑賞があるのも否めない。
東京に行くときは酒よりも古書店巡りをして写真集を掘り出すのがいい。
学生時代は、銀座の古書店で8000円が相場のあの写真家全集を1冊1000円で掘り出して夕刊配達までにうんしょっうんしょっと買い込んで夕刊配達の梅田さんに叱られた。
「とよさとは、まったく。」と口は悪いが、新潟の梅田さんには、とてもかわいがられた。
その苦労の結晶の「奈良原一高」のをゼミの優等生に1000円でいいから見たらーといったら「8000円もするのに1000円でいいのー」と云われた。
マージン取ればよかったが、相変わらず今も商売っ気ないですが、仕事は仕事でやっているが、作品撮りは愛(?!)変わらず。
ですが、古書バロメーターというか。全集はその後値崩れして諸学の衝撃の書の土門拳の「ヒロシマ」が東京のキックオフ(?)で500円だった。
もっと深く考えて全集を全部購入して郵送すればよかった。

Posted by 豊里友行 at 10:46│Comments(0)
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